2026年6月15日、当研究所代表島田が、東京・霞が関にある法務省赤れんが棟にて開催された「第82回保護観察官中等科研修」にて「ストレスマネジメント・メンタルヘルス」に関する研修を実施しました。
保護観察官や社会復帰調整官の皆さんは、困難を抱えた対象者の立ち直りを支える、とても大切な役割を担っています。けれども、人を支える仕事だからこそ、自分自身のケアはどうしても後回しになりがちです。今回の研修は、まずメンタルヘルスとセルフケアの基礎をおさえたうえで、感情をうまく扱う力(感情知能)と、相手とよりよい関係を築く力(対人関係力)を伸ばしていくことをねらいとしました。
前半では、そもそもストレスとは何か、心と体にどんなサインが出るのかを、架空の事例を交えながら整理しました。そのうえで、ストレスへの対処(コーピング)や、ものごとの受け取り方のクセ、見方を変える「リフレーミング」、呼吸を整えるマインドフルネスなど、その場で体を動かしながら試せる具体的な技法を紹介しました。
後半では、感情知能(EQ)・社会的知能(SQ)に焦点をあて、「怒り」という感情の正体をどう理解するか、自分でコントロールできること・できないことをどう見極めるか、そして相手の話をどう聴き、どう伝えるか(傾聴・アサーション)といった、現場ですぐに活かせる視点をお伝えしました。
当日は全国の保護観察官100名近くにご参加いただき、ワークも熱心に取り組んでいただきました。明治の趣を残す赤れんが棟の落ち着いた空気のなかで学びを深める時間となりました。
人を支える方こそ、まず自分の心を大切に。今後もココロバランス研究所では、対人援助に携わる方々のメンタルヘルスとウェルビーイングを支える活動に取り組んでまいります。


