【開催報告】カスタマーハラスメント対策義務化を見据え、AIIラボ「カスタマーハラスメントの現在とこれから」を開催しました

2026年6月4日、一般社団法人ココロバランス研究所は、「あんしんいきいき格付け認証」事業研究会 AIIラボ「カスタマーハラスメントの現在とこれから」を、東京都千代田区内にて開催しました。本研究会は、2026年10月から予定されているカスタマーハラスメント対策の義務化を見据え、現場経験と専門的知見をもとに、カスタマーハラスメント対策の現状と今後の展望を共有することを目的として実施したものです。今回は、メディア関係者と関連企業の方々にご参加いただきました。

当日は、代表理事である島田より企画趣旨などの説明があった後、理事の宮中が、カスタマーハラスメントをめぐる法規制の動向、被害の実態、企業における対策上の課題について報告しました。2026年10月からすべての事業主に対策が義務化されること、また「正当なクレーム」とハラスメントの線引きが実務上の大きな課題であることなど、制度と現場の両面から論点が提示されました。

続いて、理事の桐生が、医療・介護・教育現場等におけるカスタマーハラスメントの深刻な実態について報告しました。被害が職員の心理的負担や離職意向にもつながりうること、現場では身体的暴力やセクシュアルハラスメントを含む複合的な被害が生じていることなどが示され、対策の必要性があらためて共有されました。

最後に島田が、先進企業5社の実践事例をもとに、カスタマーハラスメント対策は個人の努力に委ねるのではなく、「組織の設計」として進めることが重要であると報告しました。現場の声を組織改善につなげ、経営層を巻き込みながら実効性ある対応を構築していく視点について紹介しました。

報告後には、参加者の皆様との活発なフリーディスカッションを実施しました。特に、カスタマーハラスメント対策におけるAIの活用可能性と、人と人とが尊重し合うつながりをいかに再構築するかという点について、多角的な議論が交わされました。

今後もココロバランス研究所では、カスタマーハラスメント対策に関する研究・実践・発信を通じて、働く人が安心して力を発揮できる社会づくりに取り組んでまいります。